サークル紹介

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『いっぽ』では、森あそびを通し、≪考える・感じる・経験する≫を大切にしています。 大人は、子供たち自ら育とうと踏み出す一歩を信じて見守り、そして子育てをしながら自分も育てていこう。 そんなサークルです。

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2018年3月3日土曜日

遅くなりましたが、2月の活動

水道管が凍り付いて水が出ないくらいの寒さが続く季節。
そんな時もいっぽは活動しています。

29年度最後の炊飯を行いました。
メニューは『すいとん』
子供たちが生地をこねこね、ちぎって好きな形にして。
火をつける枝もみんなで拾いに行って、力を合わせて火をつけて、ぐらぐら火にかけます。
枝を拾う子、枝で遊ぶ子、走り回る子、段で飛んで遊ぶ子、すいとんを作る子、それぞれ興味のあることをします。
いっぽでは、それでいいんです。やりたかったらやってみよう、で。
子供の興味のあることに子供のペースで取り組む、それができる場所、なんです。
親としては「せっかくの炊飯なんだから火をつけようとしたりすいとん作ってほしい」とか思ってしまうけれど、今はその子は興味がないのかもしれない。他にやりたいことがあるのかもしれない。怖いから遠くで見ていたいのかもしれない。それを大切にするのがこの時間。

できあがったすいとんはもちもち、野菜たっぷり、体もあたたまって、あぁ~おいしかった。


そしてごはんタイムで、大事な話をしました。
子供が成長して仲良くなってくると起こる問題、泣いた泣かせた泣かされた。
この日も素敵な枝を巡り涙が出てしまう出来事が。
両者の思いが行き違い、言葉でうまく表現できなくて、涙での表現になってしまった。
親はそのやりとりを静かに見守り、もどかしくても子供の解決する力を信じてどこまでも見守る。
子供も必死だけれど親もつらい。どう助けてあげたらいいのか迷う。
正解は・・・ない。
けれどそうして悩んだことはきっと次につながる。
みんなで話し合えると、頭や心のもやもやが晴れてスッキリする。
子供を信じて見守る、頭ではわかっているけれど、とーーーーっても難しい。

普段は何気なく過ぎていくやりとりが、いっぽだと深く考え学ぶ時間になるから、私には大事な時間でリフレッシュできる時間です。
こういう話ができるのも、1年間一緒に過ごしてきたからこそ。
もうお別れなんて寂しい・・と思うこの頃です。

文責:めぐ
写真:いっぽ母たち